“やってるはず”、“他にないはず”思い込みは禁物です!

「0」から「66」

これは相続にまつわるある数字ですが・・・何だと思いますか?

これは私が関わった相続手続きの中で、最も少なかった相続人の数と最も多かった人数です。友人の司法書士は100人以上という案件もあったようですが、50人を超えれば相当な人数です。

相続人がここまで増えてしまうのは、長い間手続きをしていなかったという当事者の事情によるところが大きいわけですが、単なる怠慢が理由かというとそういうわけでもありません。

「亡くなった叔父が不動産を持っていると思わなかった・・・」
「何代も前のことだから手続きは済んでいるものと思ってた・・・」

他にも「自宅や主な不動産は手続きを済ませたのに、まだこんな不動産があったなんて・・・」という具合に、非課税の道路など長い間完全に忘れられていた不動産というものも。

手続きが済んだ後にある不動産が漏れていたことがわかった場合や手続きをまったく忘れていた場合は相続人が思わぬ人数に増えていることが考えられ、早めに済ませていた場合の何倍も手続きが大変になります。

一方で相続人が少なければ手続きが楽かというと、相続人が1人ならその通りですが、相続人がいないケースでは、相続財産管理人を選任するといった特別な手続きが必要になります。

自分には関係ないと思われるかもしれませんが・・・

知人にお金を貸していたけど返してもらう前に知人が亡くなって、調べてみたら相続人がいなくて(相続人全員が相続放棄をしている場合等も)、知人名義の不動産を売却して回収したいといったケースや、身寄りのなかった知人の葬儀費用を立て替えて葬儀をしてあげたので、知人の預金から葬儀費用を受け取りたいといったケースが該当すると聞くと、いかがでしょうか?

少なくとも相続による名義変更を行う際は、手続きが済んだと勘違いしている不動産がないか、見落としている不動産(道路部分など)がないか、念入りに確認されることを強くお薦めします。