とりあえず○○するのは、もったいない! その2

とりあえず○○するのは、もったいない! その1

相続で土地の名義変更をする時に、とりあえず共同で所有するような相続登記がなぜ手間も費用も余計にかかってしまうのか?について。

手続きの流れを理解するとよくわかります。 先に土地を二つに分けた場合の手続きは次のようになります。
①土地を二つに分ける(分筆登記)
②遺産分割協議をして、それぞれの土地をA、Bが単独で所有するような名義変更をする(相続登記)

土地を二つに分ける前にとりあえず共有で相続登記をした場合
①A、Bが共同所有するように土地の名義変更をする(相続登記)
②土地を二つに分ける(分筆登記)
③土地の片方をAの単独名義にするため、Bの持分を「共有物分割」を原因としてAに移転する(移転登記)
④同じようにもう一方の土地をBの単独名義とするためにAの持分をBに移転する(移転登記)

※遺産分割協議をせず、法定相続分で①の登記をしていた場合、③は「共有物分割」ではなく「遺産分割」になります。

手間と費用が余計にかかる理由は、A、B共有名義の土地を単に2つに分けた状態では、どちらの土地も二人の共有のままだからです。だから、それぞれを単独所有にするために持分を移転する必要があるので、手間と費用が余計にかかってしまうというわけです。