ブログ de 相続セミナー 初級編 その8

5.遺産分けの話合い(遺産分割協議)は誰がするの?

 ???小学生の勝男も遺産分けの話合いに参加できるの???

その6で遺産分けの話し合いは相続人全員が参加して、多数決ではなく全員が納得する必要があると書きましたが、小学生の勝男や若芽も話し合いに参加できるのでしょうか?

小学生とは思えない程のしっかり者の勝男は交渉力がありそうですので、自分に有利な分け方をみんなに納得させることができそうな気もしますが、残念ながら相続人が未成年者の場合は、親が未成年者に代わって遺産分割協議を行います。

しかし、今回は母親の舟さんも相続人です。舟さんも遺産分割の当事者になるので代理することはできません。 そのため、次の図のように特別代理人という人を家庭裁判所で勝男、若芽それぞれに選んでもらって、舟さんと佐々江と勝男、若芽それぞれの特別代理人の4人で遺産分けの話し合いを行うことになります。

相続セミナー 初級編11 特別代理人

親権者である舟さんが勝男・若芽の代理をすることができないのは、一方の利益が他方の不利益となる利益相反行為(例えば舟さんだけが遺産を相続して、勝男・若芽はなにももらえないような場合)にあたるためです。

利益相反行為にあたるかどうかは外形的に判断するため、仮に舟さんは何も相続しないという結果になるとしても特別代理人の選任は必要になります。