vol.2 混ぜるな危険!? ハイブリットのチカラ

必ず食える1%の人になる方法

「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」を読んで、面白そうだとここ数年実践してきたことがあります。それは必ず食える1%になるには100人に1人の専門分野を作り、それを掛け合わせることで自分のレアさを出していくという戦略。

僕の場合、掛け合わせているのは「司法書士」と「泡盛」。

こんなハイブリットがうまくいくのか?
そもそもこんな「混ぜるな危険」って感じのものを掛け合わせちゃって大丈夫なのか?

と思う方がほとんどですよね。僕もそう思って混ぜる前はかなり躊躇してました(笑)。

いざ混ぜてみて・・・「司法書士」×「泡盛」のハイブリットのチカラを実感したのは、那覇のホテルのロビーでした。

新聞を開いたら黄色のハッピが目に飛び込んで来た!

沖縄タイムス4

この記事はオリジナル泡盛造りの打合せの様子を沖縄タイムスさんに取材していただいたときのもの。

沖縄タイムス5

取材していただくきっかけとなったのはプレスリリースでした。すみません、ちょっと格好良く言いました(笑)。正確にはダイレクトメールでした。取材の2ヶ月前くらいにたまたま記者の方を紹介していただいたので、記者の方にオリジナル泡盛造りのことを直接メールしてみました。

スルーされてもそれはそれでいいやと。とりあえず情報発信をしておこう、そんなノリでした。

メールが功を奏してこの記事があるわけですが、取材の直後に1、2度、確認のための電話があったので「もしかすると明日の朝刊に載ったりして?」と妄想する一方で、泡盛マイスターの技能競技大会の時なんか記事になるまでに結構時間があったので「いやいやーさすがに翌日はないやろー」と妄想にひとりでツッコミを入れたりして、朝を迎えました。

いつも通り泡盛友達と沖縄の夜を楽しんだので、眠い目をこすりながら「もしかしたら」という期待と「今日はないよな」という諦めが入り混じった心境でおそるおそる新聞を開くと・・・

載ってたんですよ、しかも予想外のこのサイズで。昨日は他にニュースがなかったんかな?(笑)とマジで思ってしまうくらい。しかも写真はカラーでした。

沖縄タイムス6

司法書士なのに、沖縄に縁もゆかりもないのに、ここまでして泡盛を応援しようとしている、そこが「大きく取り上げよう」という社内の反応に繋がりましたと記者の方から後日、伺いました。

裏を返せばいくら大阪発のオリジナル泡盛といったところで、僕が司法書士じゃなくて、普通に酒屋を営んでいる泡盛好きなら記事にならなかったんだろうと思いました。

いやらしい話ですが・・・

このコラムを書くにあたって、もしこのサイズの広告を沖縄タイムスに出すとしたらいくらかかるのか気になって調べてみました。結局のところはっきりとはわからなかったのですが、縦は6段20センチ以上、横は14センチなので数万円では済まないですよね。金額はともかく他の泡盛メーカーさんの新商品の記事でもこのサイズはほとんど見かけないですからほんとびっくりでした。

ホテルで開いた新聞に黄色のハッピを着た自分が載ってることが可笑しくて、半笑いで新聞を買いにコンビニ走ったというのは忘れられない思い出になりました。

どうせだめだろうと思ってもやってみることって大事だよなということも身にしみました。

これもハイブリットの成せる業?

他にも司法書士×泡盛でメディアに載ったことがありまして、これはまさかのYAHOO!ニュースです。

YAHOO!ニュース

YAHOO!ニュースなんて「司法書士が○○で逮捕!」とか、なにかやらかしたときくらいしか縁がないものだと思ってましたが(苦笑)、事件じゃなくて大臣賞!明るい話題ですよ!司法書士試験に合格した時はまさかこんな日が来るなんて思ってもみませんでした(遠い目)。

これでこの沖縄タイムスのように写真が載ってたらサイコーなんですが。

沖縄タイムス3

でも、これは大会にエントリーをする時に職場を「司法書士・行政書士いとう事務所」と書いていたからで別にハイブリットの効果ではないですね。

この記事はどうでしょう?セミナーを開催しているエンディングノートの活用法について「日経ビジネスアソシエ」で記事にして頂いたものです(セミナー開催例:「最幸の人生を見つける旅」)。

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日経ビジネスアソシエ1

自己紹介に「泡盛マイスター」と書いてもらったのは、僕自身も仕事以外の分野で目標を決めて実践している点を評価してもらったのかなと思います。エンディングノートを使った目標設定方法について取り組んでいる方はいないこともないだろうと思うので、取材してもらえた時点でこれもハイブリットのチカラによるものかもしれませんね。

売れている芸人さんもハイブリット戦略!?

京大×芸人、家電好き×芸人、グルメ×芸人・・・バラエティ番組などでひっこりだこの芸人さんの顔がいろいろ浮んできませんか?

掛け合わせているものはどれもお笑いのネタの面白さとは関係のないもの。人気が出るためには当然ながらボケやツッコミのスキル、話の面白さは求められると思いますが、プロの芸人さんなら誰もが一定のレベルは超えているわけで、それ以外の部分で尖っている・キャラが立っている人が選ばれると思うとTVの世界でもハイブリットのチカラを垣間見ることができます。

さて、いざハイブリット(掛け合わせ)を実践してみようと思うと、○○士、○○ソムリエ、○○カウンセラー、○○・・・と資格や肩書きを増やそうと思うかもしれませんが、それってちょっと違うような気がします。

僕が思うにハイブリットは増やすように見えて実は絞り込んでいるイメージです。うまく伝わっていないような気がするので例を挙げると、「美人過ぎる○○」みたいな感じ。

ハイブリットは掛け算のようで実は・・・

例えば「美人過ぎる議員」とか。

美人だけで勝負したらそうでもないけど(失礼しました!)、議員の中で周りを見渡すと「美人過ぎる」ということになるわけですよね。これって「美人」と「議員」を掛け合わせることで、要は戦う範囲を絞り込んでいるわけですよね。

僕だったら、司法書士として大したことはないけど、泡盛に関しては日本一詳しい司法書士みたいな感じですよね、負け惜しみじゃなくて(苦笑)。

「美人過ぎる議員」ってことだけでは議員としての能力はわからないけれど、話題性があることで影響力・発信力が上がって仕事もしやすくなる、そんな一面があると思います。

ここでハイブリット戦略の基本に立ち返ってみると

必ず食える1%の人になるために100万人に1人のレアな存在になろう。かといって1つの分野で100万人に1人を目指すのはあまりにハードルが高いので、100人に1人になれる分野を3つ持とう。そうすることで1/100×1/100×1/100で100万人に1人のレアな存在になれる。

100人に1人の存在になるためにはその分野に1万時間を投じて練習する必要があって、逆にそれが出来れば誰でも100人に1人になれる。そして、1万時間を投じるのは仕事に直結しないことでもいい。単に好きなことでいい。

ハイブリット戦略とはこういうことなんですよね。家電好き×芸人なんてまさにそうですよね。心底、家電が好きだから余裕で1万時間以上を投じて家電のことを勉強されていると思います。

と考えると、1万時間をかけて勉強していない分野を掛け合わせたところでハイブリットのチカラは発揮できないと思いませんか?

また繰り返しになりますが、ハイブリットと聞くと掛け合わせることで得意分野(引き出し)を増やすようなイメージがあるかもしれませんが、増やすというよりその逆でその分野では1番になれるように立ち位置を絞込むことだと感じています。

みなさんが1万時間をかけて極めたい好きなことってなんですか?