vol.7 凡人が逆張りしてみたら・・・

「新しい資格・スキルを手に入れる」ために資格試験や講座を受講するというのは、資格や専門知識は確かに手に入るかもしれないけれど、同じようにそれを手に入れた人と差別化ができなかったら、あまり意味がないんじゃないかなとここ数年感じています。

型にはまるというのか、見方を変えればその人が持っている個性を失う可能性もあると思います。

オリジナリティを出すにはまずは型を身につけてからというのは当然なわけで、僕の場合は司法書士試験を突破するために一生懸命勉強しました。なんとか合格者のひとりに入りたくて、試験の合格者の基準を満たすべく受験マシーンと化していました。

そして運よく合格はできたものの・・・合格さえすれば仕事がある、仕事は引く手あまたというのは幻想でした。

仕事は沢山あるからとりあえず試験に合格さえすればなんとかなると思い込んでいたので、試験勉強中は合格することがすべてで、そのためには余計なものをそぎ落とすように没個性的になろうと過ごしていました。

でも「一緒に合格しようね」と昨日までは共に頑張ってきた仲間が合格と同時にライバルになる。合格してからは選ばれるための競争がスタートするんですよね。でも試験勉強しか知らない、まったくはじめての司法書士の世界で選んでもらうために、個性を出せ!売りを作れ!と言われたところでどうしたらいいんだって感じ・・・合格することだけを目指して頑張っていた時点で勝負はついていたというわけです(苦笑)。

資格を取れば、講座を受講すればそれでOKなんてものは現実にはひとつもなく、その他大勢の中から選ばれないことには資格を取ろうが、講座を受講する前と何も変わらないことを思い知りました。

なのにまたしても

僕は司法書士試験でそんな経験をしたのに、泡盛マイスターの試験の時も合格することだけを目指してしまいました。泡盛マイスターは資格を取った先に、こんなことをしようという目論みも特になかったのでただ合格をめざしたのもしょうがないともいえるわけですが。

ところが泡盛マイスター日本一を決める技能球技大会に挑戦したことがきっかけで、このままじゃダメだなと思うようになりました。大会ではテイスティングのような純粋にスキルを競うだけではなく、自己PRの機会があり、まわりと差別化ができていないことをまたしても痛感することになりました(苦笑)。

そこからたどり着いたのが「逆張り」で差別化するというスタイルでした。

「逆張り」というのは、相場のトレンドと反対の売買行動を取ることを意味する相場用語ですが、それが転じて主流となっていることと逆のことをする意味でも使われています。要するに人があまりやっていないことをしようという戦略に無謀にも打って出たわけです。具体的にはこんな感じでした。

まずは見た目から

まずは見た目というわかりやすいところからやってみました。みなさんソムリエ風の衣装なので(ちなみにそれがドレスコードです笑)黄色のハッピはやっぱり目立ちますよね。優勝したわけではありませんが(苦笑)

泡盛マイスター技能競技大会どこにいても一目でわかるこのハッピ。

盛り泡ろう!2沖縄の伝統的な漁船、ハーリーの上でもこの通り。

盛り泡ろう!1でも脱いだら一気に存在感がなくなるこのハッピ。だからイベントでは自分の出番が終わっても着続けるんです(爆)

アイキャッチ!?

記念撮影をしようとすると「あれ持ってないんですか?」と聞かれるので、いつも持ち歩いているプロップス。僕のことは知らなくてもプロップスをSNSで見たことがあるって方に時々出会います。そう言われてもはじめは半信半疑でしたが、のべ1,300人分ものプロップスの写真が集まっているので本当かもしれません。泡盛でカリー!プロップス

沖縄タイムス1コミュニティ

泡盛のコミュニティはいろいろあったけれど、どこに入ったとしてもメンバーの一人。逆張りというからには、組織に埋没しないためには自分で作るのが一番と立ち上げた泡盛ファンのコミュニティ「泡盛でカリー!倶楽部」はありがたいことにメンバーが700名を超えました。

泡盛でカリー!倶楽部バナー

こうしてみると「逆張り」というほどたいそうなことではないですね。。

それに「逆張り」をしたことでどれだけ効果があったんだといわれると他の要素もあるので答えに窮するのですが、まわりがやっていないことをしていると「他人と比べて自分はまだまだだとか気持ちが落ち込んだりする」という、しょうもないことに時間を使わなくてよくなったのはかなりのメリットでした。

それに泡盛マイスターは、司法書士はこうあるべきという暗示のような呪縛からも解き放たれたように思います。だから時には勇気を持ってはみ出してみることもアリだという手応えを持ちました。

いいなぁと思ったものを他から持ってきただけ

衣装にハッピを選んだのは憧れの先輩講師のスタイルからヒントを得ました。なぜ黄色なのかというと泡盛のラベルといえば僕の中では黄色がイメージカラーだったから。阪神タイガースはまったく意識してません、よく言われるので念のため。庭のソムリエ 石坂拓司さん

巷にあふれる顔出しパネルが面白いと思って作った↓この泡盛の顔出しパネルがプロップスの元ネタです。「うちは顔出しパネルよりもプロップスの方が・・・」と某百貨店さんにアドバイスをいただいて、現在のスタイルに落ち着きました。

泡盛でカリー!顔出しパネル

泡盛好きのコミュニティは知人がスイーツ好き、もずく好きのコミュニティを作っていたのが楽しそうだったのがきっかけです。

自分で立ち上げただけで「逆張り」でも何でもないのですが、無理にメンバーを集めることはせず、むしろ合わない人は無理しないで出ていってくださいねというスタンスで運営しているので、僕の発信に共感できる想いを持っている方が集まってくれるようになって、やっていて楽しいです。結構、出て行く人も多いような気がしますが(苦笑)。

ちなみにグループ名の「泡盛でカリー!」ですが、以前ある泡盛イベントで沖縄の乾杯の掛け声は「嘉例(カリー)」と聞いて「ああそうなんだ」と思い、他のお酒でもよくある「○○で乾杯」をベースに乾杯により沖縄らしさを求めて命名しました。

なのに、この「カリー!」が意外に浸透していないのは驚きでした。沖縄県酒造組合のオフィシャルなキャッチフレーズは「泡盛で乾杯」というそのまんまですし、まったくひねったつもりはなかったのに「嘉例」を「カリー」と書いているせいか、「カレー」のことだと勘違いする人がいっぱいいるので説明するのが邪魔くさいことが多いです(苦笑)。

「逆張り」というと、あまのじゃく的に感じるかもしれませんが、基本的には身のまわりの泡盛以外の世界で「いいなぁ、面白いなぁ」と思ったものを取り入れただけです。

はみ出してみる勇気よりも必要なのは?

差別化といっても要はいいなぁと思ったものを他から流用・移植しただけなんですが、こうやってちょっとだけ周りと違うことを取り入れるだけでもそれが個性になるというのを実感できました。だから僕も最初からはできなかったけど、新しい資格を取ろうというときは今持っているものにプラスする、掛け合わせるという視点がないとダメなんじゃないのかなと思います。

この資格を取りさえすれば後はなんとかなるだろうという、おんぶに抱っこの姿勢じゃどんぐりの背比べに自らハマりに行くようなもの。

と、ここまで書いてなんですが、逆張りは僕みたいな凡人の戦い方なわけで、ど真ん中で勝負できる人は逆張りではなく、順張りの正攻法で行けばいいだけの話。

だからはみ出す勇気を持つよりも、ど真ん中で勝負する勇気を持つという選択肢ももちろんあるし、兎に角大事なのはどちらかに決めて一歩踏み出す勇気なのかもしれませんね。


先日、開催した新年会をきっかけに10000チャレンジに挑戦される方が誕生しそうで興奮しています(詳しくは改めてお知らせします)。そこで10000チャレンジに挑戦されている方に進捗状況やチャレンジしてみての感想をシェアしてもらったり、新しいチャレンジ企画のための意見交換を目的に、お酒を飲みながらの交流会を開催します。

まさに1万時間チャレンジ中の方やチャレンジしてみたいテーマをお持ちの方など、「1万時間の法則」をベースにしたブランディングに興味がある方など、ピンと来た方のご参加をお待ちしています!

「10000チャレンジャー会議 vol.3」
平成30年2月21日(水)19時~
会場:司法書士・行政書士いとう事務所(大阪市中央区高麗橋1-5-14-205)
参加費:3,000円(お弁当とお酒・ソフトドリンクを準備します)

1万時間チャレンジャー忘年会9
これが課題図書です

1万時間チャレンジャー忘年会2
Vol.1参加者のみなさん