もしものときに家族に面倒をかけたくない
だからエンディングノートを書いておきたい。
そう考える人が多いようです。
でも実際にエンディングノートを書いている人はほとんどいないんですよね。
エンディングノートを書いている人2.0%
もちろん面倒をかけたいなんて思っている人はいないと思いますが。
- 時間がない、面倒くさい
- 書くことが多すぎて、どこから書いていけばいいのかわからない
- 難しそう
- そもそも書き方がよくわからない
- 自分にはまだ早い etc
結局のところ、もしものときにリアリティを感じられないから書けないのだろうと思います。
宿題、仕事と同じで追い込まれないとやらない、できない。それもすごくよくわかります。
優先順位の低いことはギリギリ最後まであと回しです。
でも、もしものときは突然やってきます。うちの祖父のときもそうでした。
夜はいつも通りでした。でも朝、家族が起きたら廊下で倒れていました。
祖父は転んだだけだと言うけど様子が変なので、病院に連れていくと・・・
朝方、脳梗塞が起きていたことがわかりました。
結局、祖父は施設と病院を行ったり来たりで自宅に戻ることなく亡くなりました。
当時、僕は大学生で一人暮らしをしていたのですが、たまたま就職のことで実家に帰る用事があったので倒れる前の夜、祖父と話すことができました。
「ただいま」
「おかえり」
「おやすみ」
「おやすみ」
こんな何気ないやりとりが祖父とまともに話す最後の会話になるとは思ってもみませんでした。
介護や延命治療の希望など祖父の気持ちはまったくわからずしまい。全部家族が代わりに決めるしかなかったです。
もしものときは遠い未来のような気がするけど、来るときは一瞬なんですよね。
こんなことは僕が言うまでもなくみなさんわかっていると思いますが。
もしも明日脳梗塞で意識不明になったら・・・
どうなりますか?
という16の質問を用意しました。
・決めている ・決めていない
Q02.医療費の支払いはどうしますか?
・お願いできる人がいる ・いない
・把握している ・把握していない
・ある ・ない
・加入している ・加入していない
・いる ・いない
・いる ・いない
・知っている ・知らない
・ある ・ない
・考えている ・考えていない
・ある ・ない ・わからない
どうなりますか?
・考えている ・考えていない
・いる ・いない
・わかっている ・わかっていない
・準備している ・準備していない
・いる ・いない
もしものときに家族に面倒をかけたくないと思っている方は現状を把握するためにぜひ一度トライしてみてください。
これなら面倒をかけなさそうだから自分は大丈夫。こんなときだから少しは面倒をかけてもいいかな。それもいいと思います。
まずはもしものときをイメージすることがスタートです。
関連記事:コクヨのエンディングノートを相続専門司法書士が書いてみた。書き方のポイントはこちら。
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