ふるさと納税の特典から思うこと

ふるさと納税というと、特典として寄付をした市町村の特産品のお肉やフルーツがもらえるという程度の認識でしたが、ふるさと納税専用のポータルサイトがあるんですね。

ポータルサイトには特典の人気ランキングがあったり、「肉」、「果実類」といった種類や地域を指定して特典を検索することもできます。このサイトを見る限り自分のふるさとのためにちょっとでもという思いから寄付をする割合は少ないように感じます。

ちなみに寄付の金額が100万円以上になると、特典は高級腕時計やゴルフ場の商品券(15万円分)というものも。そんな中で2015年の2月から香川県高松市の特典に少し変わったサービスが加わるようです。

高松市の少し変わった特典とはお墓の清掃サービスです。

高級時計と比較するまでもなく、特産品のお肉やフルーツと比べても地味な存在ですがニーズはかなりあるようです。そもそも、シルバー人材センターに県外からお墓の清掃の依頼が多かったことに市が目をつけてこのサービスをスタートさせたようです。

私も山形県人会に所属しているので事情は良くわかります。まわりは山形を離れて40年以上という方が多く、みなさん口をそろえて年々山形へ足が遠のくと仰います。

お墓の引越しという方法もありますが、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。比較的便利のいい私の実家でさえ大阪からは新幹線で片道6時間かかります。墓参りのためにふるさとに帰るのも高齢になればなるほど負担は大きくなります。

墓参りもそうですが、離れて暮らす親のことも気になります。

高齢のためゴミ出しが負担になり指定された集積場所にゴミを運べないという高齢者のためにゴミの戸別収集サービスをしている自治体があるようです。これ以外にも高齢者が日常生活で困っていることを手助けしてくれる地域のサービスがあっても高齢者本人からの申し込みは少なく、ケアマネージャーや離れて暮らす子供達が利用のきっかけになることが多いようです。

サービスを利用するための手続きや、そもそもサービスを調べること自体が高齢になるほど煩わしくなるのでしょうね。特産品のPRも大切なことだと思いますが、単身や夫婦だけで暮らす親の困りごとを手助けするサービスや見回りサービスといった特典のニーズはかなりありそうですね。