もしもの時、Facebookのアカウントはどうなる?

最近、人生初の大腸カメラを体験して、もしもの時について考えさせられました。

おかげ様で大腸に異常は見つかりませんでしたが、なにげなく過ごしている毎日が実は危ういということを思い知らされました。

そんなタイミングで知ったのがFacebookの追悼アカウントの存在。

初めて聞くという方も多いのではないでしょうか?追悼アカウントというのは、Facebookの利用者が亡くなった方を思い出して偲ぶための方法なんです。

ちなみに亡くなった後のFacebookのアカウントですが、完全に削除する、もしくは追悼アカウントとして残すかのどちらかになるようです。しかも事前にどちらを希望するのか設定しておくことができるのですがご存知でしたか?


死亡後のアカウントの取扱いについて本人が設定しないままに亡くなってしまった場合、家族がアカウントを削除するのはなかなか大変そうです。

「いかなる場合であっても、第三者が別の人のアカウントにログインすることは、Facebookのポリシーに違反します」ということなので、エンディングノート等にID、パスワードを残しておいて家族がそれを使って削除するという方法以外で削除をしようとすると、次の書類を提出しなければいけないようです。

  • 死亡を証明する死亡診断書など
  • 委任を受けていることを証明する委任状など

ID、パスワードを書いておいたエンディングノートがアカウントの削除の委任状になるのかはかなり疑問ですし、遺言に「すべての財産を長男Aに相続させる」と書いていたとしてもアカウントを削除するのか追悼アカウントとして残すかは分かりませんよね。

ちなみに委任を受けていることを証明する書類の例に「出生証明書」とあるので、戸籍等で相続人であることを証明できれば委任状はいらないのかもしれません。英語が変な日本語に訳された感じのヘルプセンターの記事の情報だけなので勘違いもあるかもしれませんが・・・。

この辺を考えても疑問が残るので物は試しに追悼アカウントを希望する設定をしてみました。といっても追悼アカウントの管理人を前もって登録しておくだけです。

なお管理人はFacebookの友達からしか選べません。こんなことをFacebookの友達にお願いできるものなのか疑問があったので、とりあえずは嫁さんを管理人に登録してみたのですが、そのためにFacebookで友達になりました。夫婦で友達になるというのはちょっと変な感じですね。

追悼アカウントの管理人の登録をするタイミングで、管理人に指定した相手にメッセージを送ることができますがこれは任意のようです。また、登録したからといってFacebookから相手に通知があるものでもありません。

管理人に指定された人が実際に管理人として行動するかどうかはその人の自由なので、一方的に管理人の権限を与えておくことと理解しておけばいいかもしれません。だから管理人としてちゃんと動いてもらうには前もってその旨を伝えてきちんとお願いしておかないと難しそうですね。

とっても痛かった大腸カメラのおかげで、もしもの時をリアルにイメージすることができたので、Facebookの追悼アカウントの設定にとどまらず、健康管理を見直すきっかけになったり、生命保険の見直しを思い立ちましたが元気な時はこんなことは後回しにしてしまいがちですよね。

ところで、ID、パスワードをエンディングノートに書いておいても家族が代理でログインできなければエンディングノートなんて全く役に立たないと思われたかもしれませんが、実はエンディングノートを書く過程こそが大事なのです。

元気な時であっても、書くことでもしもの時をありありとイメージすることができるのがエンディングノートです。もしもの時がリアルにイメージできれば元気な時には考えない、気づかないことに気づくことができます。

痛い思いをしなくてもエンディングノートを書くことで、もしもの時を考えることができる。これがエンディングノートを書く醍醐味です。