映画の紹介 「エンディングノート」

観ていて「いったい、どこまでカメラを回すの?」と思ってしまうほど、娘である監督がお父さんのエンディングを追いかけた映画だと感じました。

主人公である監督のお父さんが、亡くなる数日前に病院で長男と(自分の)葬儀の打合せをしている時に、こんなことを言って家族を笑わせていました。

「分かんないことあったら 携帯下さい」

このお父さんは「段取り命」で生きてこられたようで、自分の死であっても漏れなく準備をしないと気がすまないという性格。そして、いかなるときもユーモアを忘れないお父さんのキャラクターがあって完成した作品なんでしょうね。

もちろん、お父さんから家族へ、家族からお父さんへの深い「愛」がなければ、ここまでとことんは撮れないはずです。家族に囲まれ、あったかい雰囲気で見送ってもらえたお父さんはすごく幸せだと思いました。

独りでエンディングノートに向き合うことよりも大切なことは、エンディングノートをきっかけに自分のエンディングについて家族とどのぐらい向き合えるかなんじゃないかと痛感した作品でした。

1回観ただけでは知り得ない、こんな素敵なエンディングを迎えることができる秘訣を勉強するために何度も観たいと思いました。

映画「エンディングノート」