年末にオススメ! エンディングノートの意外な活用法

エンディングノートは一般的に「家族にあてたメッセージ、葬儀やお墓のこと、財産に関する情報などを書き留めておくもの」といわれています。どうしても60代70代で書くようなイメージがあるため「終活」を想像してしまいます。また遺言と同じようなものと思われる方も多いのですが、法的な効力はないので遺言とは大きな違いがあります。

巷に溢れるエンディングノートは同じように見えて実は一般的な「もしもに備えるもの」以外にも自分史作りに特化したものや自分と向き合うために書くものといった、いくつかのタイプがあります。中でも大きくは家族のために書くもの、もうひとつは自分のために書くものの2種類にわけることができます。

終活や片付けというイメージが付きまとうエンディングノートですが単に「もしもの時」を考えるものではなく、過去を振り返り、「今」の自分を見つめて、自分らしいエンディングに向かってこれからの生き方を考えるもの、これがエンディングノートの本質だと私は考えています。

このエンディングノートの本質を理解する(プロセスを利用する)ことで、「今」に焦点を当てた意外なことに活用することができます。

エンディングノートの意外な活用法とは?

それは目標づくりにエンディングノートを活用することです。

目標といっても売上目標のようなイメージではなく、もっと本質的などんな人生を歩みたいのか、そのために心からやりたいことをいかにして見つけるか――そういったことを考えるきっかけになります。

エンディングノートを書くことで、なぜ本当にやりたいことを見つけることができるのか?

目標を立てましょうと言われれば、あれもやりたいこれもやりたいと、どんどん目標や夢があふれ出す方もいるかもしれません。それが悪いということではありませんが出てきた目標が本当に自分が心からやりたいことなのかということを一度考えてみていただきたいのです。

その目標が世間一般で良いと思われているから何となく達成したいのではないか、本当に自分自身が心から達成したいというものになっているのかどうかを考えてみて欲しいと思います。

エンディングノートを書くことで

  • これまでの人生の振り返り、好きなことや自分が幸せを感じるポイントを改めて知ることで、自分の軸に立ってやりたいことを明確にすることができます。
  • もしものときを考えることで死期を意識した自分、言い換えるともしも「今」余命が宣告された自分は果たしてどんなことを後悔するだろうという視点に立ち、やり残したと思うことは何かと掘り下げることができます。

単に目標を考えるのではなく、エンディングノートを書いてこの2つのプロセスを踏むことで、表面的には気がついていない、心からやりたいことを掘り起こすことができます。たくさんある目標ややりたいことの中から「これだけは」というものを絞り込み優先順位をつけることができるというとイメージがわきませんか?

本当にやりたいことを見つける エンディングノート式 目標設定の技術

私が提案するエンディングノート活用法(いとう式エンディングノート)のことを、『エンディングノートを活用した目標設定メソッド』という視点で「日経ビジネスアソシエ2016.12号」にわかりやすくまとめていただきました。ご興味がある方はぜひご一読いただき、人生の目標・計画作りの参考にしていただければ幸いです。


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