エンディングノートが1番必要な人は?

ビルの建て替えのため開業から6年間過ごした事務所を移転しました。移転といっても住所が二丁目から一丁目に変わっただけのことですが、心機一転精進してまいります。

自発的な移転ではないので引越し作業は、それは苦痛でした(笑)。

建て替えなら立退き料がもらえたんじゃないの?と思うかもしれませんが、定期借家契約だったので立ち退き料はありません。契約終了の3月末に移転するのは年度末と重なるので、さすがにマズイだろうとひと月早めて引越しました。

成り行きで引越しましたが、良かったことも。

思いきって沢山の物を処分したので事務所がすっきりしました。
物理的に片付いた以上に気持ちがすっきりしたのが大きいです。

まったくのゼロから事務所をはじめたわけではないので、本や資料をはじめ引き継いだものが沢山ありました。処分したものは引き継いだものが中心ですが他には6年間まったく使わなかったものや1度しか使わなかったものも処分しました。

まったく使わなかったもの、1度しか使わなかったものがそこそこあるのは、開業当初は来るものは拒まずで話があれば何でもやろうと色々と手を広げていたことも理由だと思います。

今では「時間は有限」ということ、それから「できることなんて本当に限られている」ということをとても感じるので、使わないものやまったく必要ないものに囲まれていることが苦痛になっていました。とはいっても日常に追われてしまって、処分する時間を作れなくてずるずるとそのままになってしまっていたわけです。

引越しを機にこれを解消したい気持ちが大きくなったので、引越しの前日までかかっているもの、いらないもののジャッジをやり切りました。

捨てる時にもっと迷うかなと思っていましたが、スパッとジャッジして捨てることができました。ただし、この作業は自分でするしかなかったので2月の忙しい時期に時間を取られたのはかなり痛かった(>_<)

自分にしかできないジャッジをしていて思ったこと。

個人事業ならある程度は仕方がないのかもしれませんが、自分の身に突然何かが起こったらうまく引き継ぐことができるんだろうか?ということ。

一人で仕事をしていると、ものを捨てるか残すかの判断に限らず、自分しか把握していないことって多いですよね。

私は共同で事務所をしているので何かあれば、すぐに関係先に連絡してもらうことができそうですが、一人で仕事をしていたら入院した・亡くなったという連絡も遅れそうです。

エンディングノートの連絡先リストは、亡くなった時というよりも入院などで自分では連絡をすることができなかった時に備えて、自分に代わって状況を伝えて欲しい方を書いています。

それから、いまどんな仕事をしているのかの一覧と、その仕事の進捗が分かるように資料関係を普段から整理しておくこと。これはついついおろそかになってしまいますが、もしもの時にスムーズに引き継いでもらうにはこれが大事ですよね。

エンディングノートって年を取ってから書くというイメージが強いと思いますが、一番必要としているのは個人事業主かもしれませんね。そんなことを痛感した引越しでした。